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第六十七話 理玖side 残された記録

Auteur: 白蛇
last update Date de publication: 2026-09-25 17:02:32

 翌朝、八時。

 理玖りくは白川ホールディングス本社の会議室で、ノートパソコンの画面を睨んでいた。

「やっぱり、おかしいな」

 小さく呟き、画面をスクロールする。

 昨夜、KWSの監視システムが、短期間に繰り返された予定外の設定変更を異常として検知した。

 担当者が纏まとめた記録。

 それと、白川側から聞き取った実際の運用内容。

 何度照らし合わせても、微妙に噛み合わない。

 だが、典型的なサイバー攻撃の形跡はない。

「何か分かった?」

 向かい側に座る紗夜さよが尋ねてくる。

 今日は普段よりも落ち着いた色のスーツに身を包み、手元には資料が広げられている。

「いや、まだ原因までは分からない」

「うちの担当者のミス?」

「その可能性もある」

「他には?」

「自動処理が誤作動した可能性もある。まだ切り分けられてない」

 理玖は一つのログファイルを開いた。

 大量のタ
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